中国有識者の目からみた「チベット問題とその解決法」王力雄(おうりきゆう/ワンリーション)氏を囲む会3月18日

昨今、日本では、チベット人そして日本人学者や活動家、ニュースやインターネットからチベット問題を見聞きする機会がありますが、この度、著名な中国人有識者にお話いただく機会を催すことになりました。

この“囲む会”では、チベットの未来に待ち受けている問題について、そして、ダライ・ラマ法王により提案されている“チベット・中国双方受入可能な解決法”をなぜ中国政府が受け入れられないのか、などについて迫ります。

WangLixiong【王力雄(おうりきゆう/ワンリーション)氏】
チベット人地区を10回にもわたり旅行し、チベット人全地区を踏破するなど、チベット問題にも密接に関わる著名な中国人作家です。『殺劫・チベット文化大革命』の著者、ツェリン・オーセルさんの夫で、ノーベル平和賞受賞の劉暁波氏の畏友でもあります。
2008年、ラサを中心に起きた流血の「3・14事件」に際して、劉暁波氏たちとともに「中国知識人有志のチベット情勢処理に関する十二の意見」を発表し、「善意、平和、非暴力の原則に従って民族紛争を適切に処理することを希望する」と表明し、チベット支援のNGOによる「真理の光賞」の授賞式では、この「十二の意見」署名者を代表して受賞に臨み、受賞講演では「〇八憲章」起草の中心的存在で、その発表直前に拘束された劉暁波氏の状況について訴えました。
さらに、王力雄氏はインターネットを通じて中国の一般市民にダライ・ラマ法王との交流を呼びかけ、2010年、中国の一般市民を対象にダライ・ラマ法王への質問を募りました。寄せられた質問はGoogleモデレーターを使って集計され、高得票を得た質問がダライ・ラマ法王に届けられました。2011年1月 4日、インターネットを通じて語り合うテレビ会議が行われ、ダライ・ラマ法王は質問に応じ、その内容はツイッターでも配信されました。

このような交流を進める王力雄氏を囲む会は、とても貴重な見解を身近に聞くことができるよい機会となると思います。


日時
2011年3月18日(金)19:00〜21:00
場所
新宿 常圓寺祖師堂(地下1階)
都営大江戸線D4出口・JR線/東京メトロ丸ノ内線新宿駅B16出口より徒歩8分 青梅街道を挟んで新宿野村ビル向かい (地図)
入場料 1,000円

※詳しくはこちらをご覧ください。
http://www.tibethouse.jp/event/2011/110318_WangLixiong.html