9月25日(土)「劉暁波はなにをしたのか〜中国の獄中作家について考える夕べ」

9月25日(土) 集会のご案内
劉暁波はなにをしたのか
−−中国の獄中作家について考える夕べ」


あなたは、中国の著名な文芸評論家・劉暁波氏のことを知っていますか。
彼は文芸評論家であり、詩人であり、そして民主化活動家でもあります。彼は今年2月に「国家政権転覆扇動罪」で懲役11年の判決が確定し、現在は獄中にあります。

しかしその罪の内容は、中国の民主化を求める「08憲章」の起草に中心的な役割を果たした、ということだけでした。

北京五輪や上海万博を経験し、中国経済は活況を呈しているようです。しかし他方では残念なことに、劉氏のように、言論の自由を行使しただけにもかかわらず捕らえられた「獄中作家」が、中国には数多くいます。

劉氏がかつて会長を務めた「独立中文ペンクラブ」の皆さんが、国際ペン東京大会にあわせ来日します。

この機会に、劉氏の救援活動に力を入れているペン・アメリカンセンター(米国ペンクラブ)の皆さんも交え、劉氏の行動やその作品について語り、彼のような獄中作家のために私たちは何ができるのか考えます。

日時:2010年9月25日(土)17時45分開場、18時開始、21時終了予定
会場:早稲田奉仕園リバティホール(新宿区西早稲田2−3−1)
地下鉄東西線「早稲田」徒歩5分、地下鉄副都心線西早稲田」徒歩8分
電話03−3205−5411
アクセスMAP http://www.hoshien.or.jp/map/map.html

<内容>
劉暁波氏の活動の紹介、作品の朗読、言論の自由をめぐる中国の最新状
況の紹介など

発言予定:廖天蒞(作家、独立中文ペンクラブ会長)、馬建(小説家)、楊煉
(詩人)、クワメ・アンソニーアピア(哲学者、ペン・アメリカンセンター会長)ほか

会場費:1000円(学生500円)

主催:アムネスティ・インターナショナル日本
独立中文ペンクラブ(独立中文筆会)

問合先:アムネスティ東京事務所
電話03−3518−6777 電子メール〈amnesty-china@hotmail.co.jp〉

劉暁波(LIU Xiaobo)
1955年中国長春市生まれ。著名な文芸評論家、詩人、民主化活動家。北京師範大学修士号を取得後、同大・オスロ大・ハワイ大で中国現代文学を教える。その間に博士号取得。米国コロンビア大に客員研究員として滞在中の1989年に民主化運動の発生を知り、帰国。6月2日から天安門広場でのハンストに参加。同月4日の武力鎮圧のさなかでは、犠牲者をできるだけ出さないように動いた。その後1991年まで「反革命罪」で投獄される。出獄後も文筆活動を続けるが、たびたび拘束を受ける。中国の民主化を訴える「08憲章」の起草を中心的に担い、2008年12月に発表するが、このことが基で「国家政権転覆扇動」容疑で2009年6月に逮捕される。その後の裁判で懲役11年・政治権利剥奪2年が確定。現在も獄中にある。

●独立中文ペンクラブ〈独立中文筆会)
言論・表現の自由を求める中国内外の中国語作家たちによって、2001年に結成。同年、国際ペンへの加盟を認められた。劉暁波氏が2003年から2007年まで会長を務めた。

※詳細はこちら
http://www.amnesty.or.jp/modules/piCal/index.php?action=View&event_id=0000002928