2012年5月世界ウイグル会議第4回代表大会に対する声明文 日本ウイグル協会

世界ウイグル会議第4回代表大会に対する声明文 日本ウイグル協会 - Japan Uyghur Association
http://uyghur-j.org/news_20120109.html


世界ウイグル会議第4回代表大会準備委員会
2012年1月3日

世界ウイグル会議第4回代表大会とウイグル幹部人権、民主研修プロジェクトを、2012年5月14日から20日まで、日本の首都東京で行います。
世界ウイグル会議の今回の代表大会は“7・5”ウルムチ虐殺以降、東トルキスタンにおいて抗議の規模と回数がますます増えている時期と、中国政府がわが民族に行なっている同化政策が酷くなっている時期に、ちょうど重なりました。祖国を離れて運動を行っている世界レベルのウイグル組織として、世界ウイグル会議ウイグル民族解放運動のリーダーとして働いています。この点から今回の代表大会の成功は、全世界のウイグル民族解放運動の継続と規律に、そして実績をあげながら進めていくことに大きな役割を果たすものになります。

世界ウイグル会議が正式に立ち上がってから今日まで、多くの経験を重ね、次第に大きくなり、今の規模になりました。数々の困難に直面しても屈することなく、2千万の東トルキスタンの人々が自由になることを組織の政治目標にして来ました。中国は世界ウイグル会議に対して、大規模な誹謗中傷を繰り返してきましたが、このようなウイグル人社会を孤立させ、内部から分裂させる陰謀を、粉砕してきました。この勝利は世界ウイグル会議が民族の信頼と応援、議長ラビア・カーディル氏の固い意志、それから世界ウイグル会議の自己犠牲精神を持つ英雄らがいるからこそ出来たことです。

今回の代表大会は、世界各地で東トルキスタンの解放運動を行う組織の責任者、在外ウイグル社会で尊敬を集める著名人、宗教指導者、世界レベルの人権団体の代表、日本国国会議員、外国人の政治的なオブザーバー、ウイグル民族を研究している外国人専門家と学者に出席してもらい、わが民族の闘争の意志を奮い起こすと同時に、私たちを支援、応援している各国政府、政党、非政府組織等に、私たちのこれからの目標についての情報を伝える大会でもあります。
今回の大会でウイグル民族の自由を取り戻す政治目標を再び世界に宣言します。

去年5月アメリカの首都ワシントンDCで開いた東トルキスタンウイグル拡大会議は、ある意味では今回の大会への思想的な準備のための会議でした。今回の大会で、再び拡大会議の議題を改めて審議し、またその中の一部の審議案は参加した各組織代表の審議を経て世界ウイグル会議の規約に入ります。

今大会はウイグル民族解放運動において様々な意見、会派の代表が自分たちの意見を自由に発表できる民主的な場を提供することを保障します。

アメリカのアジア、太平洋地域に対する新戦略政策と対中政策を、積極的に支援している日本で、今大会を開くことは、皆の関心を寄せるもう一つの点にもなります。日本は20世紀の東トルキスタンの歴史の中でそれほど大きな影響力は無かったものの、あらゆる面で影響を残した国であります。日本のアジア、太平洋地域での戦略的重要性がますます認められていると同時に、日本は中国の脅威から自衛のために緊急の対応を行っている国でもあります。

このような国際情勢の中で、今回の大会を日本で行うことはウイグル運動が国際化する為の重要な一歩となります。日本は1980年代から何千人ものウイグル人留学生に学習の機会を提供してくださった国であり、日本で卒業したウイグル人留学生は今、世界各国で働いています。

世界ウイグル会議常務委員会は今回の大会をとどこおりなく進行させるために、世界ウイグル会議第4回代表大会準備委員会を設置しました。準備委員会のメンバーは以下の通りです。


ドルクン エイサ(ドイツ)
ガユル クルバン(ドイツ)
エルキン エメト(トルコ)
ハイルラ エフェンディギル(トルコ)
ジリル トゥラン(トルコ)
イリハム マハムティ(日本)
ウメル カナト(アメリカ)
メメトイミン アラ(オーストラリア)
ヒルマン ホジャムベルディ(カザフスタン
アブドレシティ(カザフスタン
セメト アブラ(ノルウェー

それと同時に準備委員会は世界各地にいる東トルキスタン国民の皆さんからのメッセージ、意見または提案を収集するためにメールアドレスを設けました。皆さんの今回の大会に対してのご意見とご提案を、このメールアドレスにて準備委員会に送っていただくことを望みます。


※大会の詳細やお問い合わせは日本ウイグル協会のサイトをご覧ください。
http://uyghur-j.org/news_20120109.html