カンボジア国連難民事務所のウイグル人;中国に強制送還 Free Tibet Japan

※抗議先の情報など。

http://freetibet.holy.jp/2009/12/%E3%82%AB%E3%83%B3%E3%83%9C%E3%82%B8%E3%82%A2%E5%9B%BD%E9%80%A3%E9%9B%A3%E6%B0%91%E4%BA%8B%E5%8B%99%E6%89%80%E3%81%AE%E3%82%A6%E3%82%A4%E3%82%B0%E3%83%AB%E4%BA%BA%EF%BC%9B%E4%B8%AD%E5%9B%BD%E3%81%AB/


カンボジアの首都プノンペン国連難民高等弁務官事務所(UN HCR)で亡命申請していた22人(子供2人を含む)のウイグル人 のうちの20人が中国の特別機によりプノンペン国際空港より送還されたとの報告が現地より入りました。


特別機には行き先の提示がなく、20人のウイグル人がどこに連行されたかも、明らかになっていません。


ヒューマンライツ ウォッチ、アムネスティ・インターナショナルなど国際人権団体はカンボジア政府に対し、22人が送還されれば、中国新疆ウイグル自治区ウルムチで7月に起きた暴動に絡み迫害されるとし、送還しないよう求めてきました。中国政府はウイグル自治区で起きた先頃の抗議行動に加担したとして,すでに9名のウイグル人を処刑しており、その他5名に死刑の宣告をしています。


亡命申請者のうち1人は、暴動の際に写真やビデオ映像を外国報道機関に提供したと話し、中国に送還されれば無期懲役か死刑になると恐れており、22人のグループはキリスト教系団体の地下組織の手助けにより中国南部からベトナム経由でカンボジア密入国し亡命申請を行っていました。


申請に関し、カンボジア国難民高等弁務官事務所ではアメリウイグル協会との間で、亡命者らの処置について第3国の受け入れ先を含めてネゴシエイトしていた矢先の報告に、ショックを受けているとのことです。


先日、日本を訪問していた中国、周近平副主席がカンボジア 入りする直前に、国際法で定められている、生命や自由が脅かされかねない人々への「追放及び送還の禁止」原則に反する決定に対して、 在日本カンボジア大使に抗議をお送りください。


同様の抗議を在カンボジア日本大使からも、カンボジア政府に抗議するよう求めてください。


そして、20人全員の即時釈放と、連行先を明らかにするよう中国政府に求めるため中国大使館に抗議を行ってください。


以下は、カンボジアのクメールゼイションの取材で身元を公表する事に同意した4名のウイグル人亡命志願者の詳細です。


Mutellip Mamut 1980年7月10日生まれ

Islam Urayim 1980年7月16日生まれ

Hazirti ali Umar 1990年6月7日生まれ

Aikebaierjiang Tuniyazi 1982年2月13日生まれ