アムネスティ緊急行動 ウルムチ、17歳の少年が拷問の危険

17歳の少年のヌール・ウルイスラム・シェルバズが新疆ウイグル自治区ウルムチにおいて、7月27日以来隔離拘禁されている。拷問や虐待を受ける危険があり、家族は彼の生命を心配している。


ヌール・ウルイスラム・シェルバズは7月27日、ウルムチのナンメン市場で警察によって逮捕された。警察は家族に対し、7月5日の自治区内でおきたデモに参加した容疑で拘束していると伝えた。警察は、ヌール・ウルイスラム・シェルバズが群集に投石した疑いがあると言った。彼はウルムチのシセン刑務所に拘禁されている。誰も彼に面会することを許されていない。最近シセン刑務所から釈放された人々は、寒さ、飢え、病気によって死亡する受刑者のことなど、同刑務所の劣悪な環境について語っている。収容者は1日中、房に閉じ込められたままだと伝えられている。


中国語、英語あるいは母語で、以下のアピール文を作り、航空便、航空書簡(全世界90円)、電報、ファックスあるいはeメールで、2009年12月29日までに送ってください。同じ内容のアピール文が後に続きます。それをご利用ください。


・ 当局に対し、ヌール・ウルイスラム・シェルバズの所在と拘束の理由を直ちに明らかにするよう要請する。
・ ヌール・ウルイスラム・シェルバズが国際的に理解されている刑事犯罪で起訴されない限り、彼を即時かつ無条件に釈放するよう要請する。
・ ヌール・ウルイスラム・シェルバズが拘束中に拷問その他の虐待を受けないことを保証するよう、当局に要請する。
・ ヌール・ウルイスラム・シェルバズが自ら選んだ弁護士や家族に会うことができ、希望する医療措置を受けられることを保証するよう、当局に要請する。


抗議アクションの詳細はアムネスティのサイトをご覧ください。
http://www.amnesty.or.jp/modules/wfsection/article.php?articleid=2859